ボタンの博物館について

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ご挨拶

“世界を紡ぐ小さな芸術”──ボタンの博物館へようこそ。
わたしたちの身近にあるボタン。けれどそのひと粒には、国や時代、素材や技法、そして装いの美意識までもが凝縮されています。
当館では、古代ローマのフィビュラから19世紀の貴族服飾を彩ったガラスボタン、戦時中の鉄製ボタンに至るまで6,000点を超える所蔵品の中から選び抜いた約2,000点を常設展示しています。
学芸員による丁寧なガイドとともに、衣服という“暮らし”を通して受け継がれてきた人類の叡智と美の軌跡を、ゆっくりとたどってみてください。

ボタンの起源

最も初期の貴重なボタンは、エジプト、ギリシャ、ペルシャで発掘されました。
これらのボタンのあるものは、紀元前4000年のもので、エジプトの発掘品の中に見つけることができます。古代エジプトの護符で、太陽神ケペラを象徴する黄金虫の一種を形どった、装飾を兼ねたお守りである”スカラベ”や花を形どったもので、ボタンの形をしているが、衣服を留めるものではなく、おそらく権威を表す装飾品、印章、バッジとして用いられたものと考えられます。

ボタンの語源

ボタン「button」の語源について定説はありませんが、古代ゲルマン語の「button」と古代ラテン語の「bottanei」がその出所とされており、ポルトガル語の「botao」から転訛したものと思われます。言葉の意味は"花のつぼみ"です。日本で「ボタン」という名が用いられたのは、江戸時代中期だといわれています。故実家・伊勢貞丈(1717~1784)の「安斎随筆」に"和蘭国にてはコノブと言ふ、ポルトガル国にてはブタンと言ふ、それを言ひたがえて日本にてボタンと言ふなり"と記されています。

ボタンの日

明治3年(1870)11月22日、太政官布告により、当時の海軍の軍服にヨーロッパスタイルのネービールックが正式採用されました。ボタンは金地桜花に錨を飾り、大将より少尉に至るまで前面2行、各9個、後面2行、各3個、計24個の金属ボタンが使用されました。この史実にもとづいて昭和62年(1987)に日本のボタン業界は11月22日を”ボタンの日”として慶祝することにしました。

誰もが楽しめるために

  • 音声ガイド

    館内では音声ガイドの
    読み上げ機能も完備しております。

  • 多言語対応

    中国語・英語でも
    お楽しみいただけます。

  • ユニバーサルデザイン

    館内は、年齢や国籍を問わず、
    どなたでも安心してお楽しみ
    いただけるよう配慮しております。

予約について

「ボタンの博物館」は完全予約制となっております。
下記よりご予約をしご来館くださいませ。

  • ご予約時間

    ・10:00〜11:30

    ・13:00〜14:30

    ・15:00〜16:30

    ※ご観覧時間は90分までとさせていただきます

  • WEBからご予約 ▶︎